Yngwie Malmsteen / Fire & Ice
Power Rock Todayというラジオ番組があった。中学生のとき私が住んでいた、神奈川県西部では、この番組を流していたbay FM(千葉)を聴くのはかなり厳しかったが、父親が何故かFM用のアンテナを立てていたので、フルサイズ・コンポでだけ聴くことができた。そのCMで流れていたのが「Fire & Ice」であった。はじめて買ったYngwie Malmsteenのアルバムであった。
世界的にはプロモーションに恵めれなかったが、このアルバムは日本では異例のヒットとなった。流れるような繊細なギターに突如始まるバイオリンは、当時とてもおどろいたが、その無理のない一体感があった。
「No Mercy」と「Forever Is A Long Time」がお気に入りだ。このアルバムは当時DDDで録音されたCDにありがちで、尖ったキラキラとした音であるが、私は気にいっている。彼の正確なピッキングがより明らかに聴こえる点では、完成度の高いアルバムといえるのではないか。
