Amaranthe / Amaranthe
中高生のころは右も左もわからず、インターネットも普及しておらず、雑誌を読んだりして情報を集めていた。主にBurrn!であったか。最近は渋谷か秋葉原のタワーレコードの視聴コーナーに頼ることが多い。Amarantheもそうして見つけたものだったかと思う。
HM/HRの世界で女性ヴォーカルといえば、以前はDoroやら相場がきまっていた。当時Phantom Blueがでてきてかっこいいとは思ったが、現在いうところの女性メタル・ヴォーカルとは意味がちがうだろう。Arch EnemyのAngela Gossowの例も同じく異なる、と考える。
Amarantheは女性ヴォーカルをフィーチュアしてはいるが、また異なる。女性&男性ヴォーカル、そしてスクリーモ担当の男性からなる、ツインならぬトリプル・ヴォーカルである。スクリーモはあるが、いわゆるエモ・パンクとは異なる、歴としたメタルだと思う。
ヴォーカルは3人いるが決してうるさくなく、流れるようなメロディと一体になり、その統一感のある音楽の完成度はすばらしい。彼らがスウエーデンの出身というのに少々驚いた。私の中のスウェーデンのイメージが古いのか、こういった新星のデビューは喜ばしく思う。